「朝目が覚めた時に死にたいと思うんよ。」
息子がそう教えてくれたのはいつだったろう。
あれからもう4年も経つんだね。
ぐちゃぐちゃの自分の顔を見たら
たぶん心の糸が切れる、、、
そう思って
私は家じゅうの鏡にタオルをかけた
誰よりも
本人がそれをいちばん感じていたから、
彼は絶対鏡がある方を見なかったし、
夜、カーテンを閉め忘れて
窓にうつった自分が見えそうになったら、
ビクッとして瞬時に目を背けてた
主治医も
「まだ若いからね、それがいいね」と。
「見たら生きていられなくなるかも。」
その言葉を、
本人も含めてみんなが思っていたけど
誰も口にしなかった。
私は毎日、何も考えないようにしながら、
できるだけ普通を装い、
「大したことない、大丈夫、そのうち治るよ」
って笑ってた。
今思うと私も、完全に自分の不安を抑え込んで
それが溢れないように必死だったんだと思う。
あの時、その自分自身にしっかりと気づいていたら私も耐えられなかったかもしれない。
私も自分を麻痺させて、
「大丈夫、大丈夫、」と抑え込んでた。
私の手を痛いほどにぎって
毎日耐えてた息子。
寝ている間に自分で自分を傷つけないためにと、
寝る前に 無言で
自分で自分の手を後ろ手に縛る息子を見て絶句し、
あまりの辛さに心臓が壊れるかと思ったあの日。
痛いのよりも
想像を絶する全身のかゆみの方が
どれだけ辛いかを私は側で見てた。
私は痛みで気を失いかけ
死ぬかと思った経験があるけど、
かゆみでは気は失えないし、死ねもしない。
気が狂いそうになる。
恐怖。
よっぽど地獄なのだ。
今でもあの時の息子の写真を見たら
心臓が痛くなって息ができなくなる。
やっぱり見ていられなくて
すぐ閉じてしまう。
「ありがとう、
かあかが おらんかったら
俺、耐えられんかった」って
私の手を握ってボロボロ泣いてたよね。
あのドロドロになった顔で
希望の光も全く見えない不安の暗闇の中で
よく生きていてくれた。
誕生日は産んで育ててくれた親に感謝する日だ、っていう話はよく聞く。
その通りだと思う。
でも、
私はこの子が私のそばでいろんな試練に耐え、
出来の悪いこの母にその姿を見せ
一緒に越えさせてくれたからこそ、
今の私があり、
「私が誰よりも世界一幸せだ」とはっきり言える。
よく今日まで生きてくれました。
かあかのところにきてくれてどうもありがとう。
あれから息子の誕生日はそんな日になった。
中3の途中から不登校になり、
もうこのままニートでも仕方ないな、と
一度は完全に諦めたのも嘘のように、
今は彼なりに遠く寒い北海道で
精一杯頑張ってくれてる
だからこそ、私もこうして好きなことを
やっていられる。
思春期には「死ね」だ「消えろだ」
散々言われ、
「お前が死ねやっ」て言ってしまいそうになるのを、
いくら売り言葉に買い言葉でも、
思っても無いことは絶対言っちゃいけない！
と、ぐっと耐えて何度も飲み込んだし、
今だって、
人間の私は時に、
「この、くそがっ」
って言いそうになることもある😜笑笑
そりゃ、今日22になったばかりの
まだまだ子供な面もあるから😁💦
でもそんなのはほんの表面のこと。
ぶつかろうと
反発されようと
何よりも深い愛で繋がってるのは
ふたりで乗り越えたものがあるから
お互いにちゃんとわかってる✨
私も息子も、
一緒に地球で遊ぶ約束でここに来てるし、
全部想定内。
辛い経験は、
これでもか、というほどの強い愛、を確かめるためのものでしかない🥳
そして、あの子の人生はあの子だけのもの。
すべてお互いさま😊
ホントまれに、くそっ、てなるけど😁
かわいい息子くん、
私のすべてで愛してるよ
私の大切な宝物の息子よ、
お誕生日、ありがとう。
これからも出来損ないのかあかをよろしくね。
て、彼女できたら電話もしてこねーし🤣笑
ま、それがまた
私には幸せなんだけどね🥲😋💖💖💖
今朝着いた宅配の
私からのプレゼントを着てLINEしてくれた🥳
上出来です、ありがとう
22歳もお元気で💖
0歳
神奈川県川崎市、武蔵小杉の日本医大病院にて
お姉ちゃんと初対面した日😘😌💖
22歳
下宿先の洗面所にて🥳
